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2025年10月02日
シュロス法国際認定セラピスト資格取得のお知らせ

このたび、当院に所属する理学療法士・向山大士が、20252月から9月にかけて開催されたシュロス法の研修を修了し、試験に合格いたしました。これにより「シュロス法国際認定セラピスト」の資格を取得いたしました。

◯シュロス法とは

シュロス法は、側弯症などの脊柱の弯曲異常に対する保存療法として、ドイツで確立された治療法です。

身体を肩・胸・腰・骨盤のブロックに分け、それぞれの位置関係を3次元的に評価し修正を促すことを特徴としています。脊柱の歪みを改善するために、施術者による他動的な治療だけでなく、呼吸運動を活用した自己修正運動を組み合わせる点が大きな特徴です。小児の側弯症だけでなく、高齢者の姿勢変形にも応用できるアプローチとして広く知られています。

1921年にドイツのキャサリン・シュロスによって確立され、その後も娘のクリスタらにより発展を遂げてきました。現在では、ドイツにおける側弯症の保存的治療として最も認められた方法のひとつであり、世界各国へと広がっています。特にドイツでは保険適応の治療法として提供されており、国際的に高い評価を受けている側弯症治療のスタンダードです。

 

◯当院での取り組み

今回、この世界基準のシュロス法を体系的に学び、国際認定を取得できたことは大きな成果と考えております。当院の理学療法士の数名は、今年の5月にイタリアの側弯症の保存療法SEASについても研修に参加をしております。

当院では今後も、側弯症の方にとって最適な保存療法を提供できるよう、日々臨床と研究の両面で研鑽を重ねてまいります。

 

少しでも側弯症の進行を抑えるため、以下のような多角的なアプローチを重視しています:

姿勢・動作のチェックおよび指導

徒手療法(手技による治療)

運動療法(シュロス法・SEASなど、海外では有効性が認められている手法を基に実施)

また、装具療法としては「シェノー装具(Chêneau brace)」を推奨しており、当院では処方しております。

これは従来の石膏型ではなく、3DスキャンとCAD/CAM技術を用いて製作される新しいタイプの装具で、SOSORTが推奨する三次元的な矯正が可能なタイプです。

装具の処方には、医師の診察・判断が必要になります。

 

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