2020年5月14日
外反母趾
足部アーチ低下を主とした足部変形やハイヒールによる母趾外反強制(足の親指が小指方向へ向く)が関連して、痛みなどの症状を呈している状態です。症状は、母趾の付け根の痛み・腫れ・赤み・たこ・足ゆび付け根の痛み・アーチ低下によるバランス低下・足部機能低下による膝、股関節、腰の痛みなど様々です。10歳台と40歳台の女性に多く見られるもので、中年期には体重増加および筋力低下も発症要因になります。診断は荷重時の足部X線像が用いられます。
『治療法紹介』
保存的には足部変形を維持・改善する体操やテーピング、装具療法を行いますが、変形がある程度進行し、保存療法による効果がみられなかった場合等は手術的な治療が必要な場合があります。その他、サイズの合った靴を履くことが大切になってきます。当院では連携のある手術が出来る病院へ紹介状を作成することができます。また、術後は当院で運動器リハビリテーションを行い、術後のフォローもできます。