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2019年7月31日
関節リウマチ

関節リウマチは、原因は不明ですが、免疫の異常によって引き起こされる病気です。関節炎が進行すると骨や軟骨が破壊され、関節機能が低下し、日常生活に支障をきたすようになります。最初は手や足の指の関節が対照的に腫れて痛みが生じます。
関節に出る症状は、「朝のこわばり」、「痛み」、「腫れ」、「関節の動揺性」、「関節の可動域制限」が出現します。関節以外に出る症状として、「発熱」、「眼症状」、「貧血」、「腎障害」、「呼吸器症状」、「心・血管障害」、「神経症状」、「骨粗鬆症」と多岐にわたります。
関節リウマチは退行性疾患であり早期発見・治療が重要となるため、上記の症状がある場合は、一度専門医がいる病院を受診することをおすすめします。

『治療法紹介』

治療ガイドラインでは、関節リウマチの治療目標は関節の破壊を阻止もしくはコントロールすること、機能障害を阻止すること、疼痛を緩和させることと設定しています。関節リウマチは早期に診断し、3ヶ月おきに薬の効き目を評価し、関節の破壊が起きる前に病気の進行を落ち着かせることが重要です。
関節リウマチは全身性、進行性疾患のために本人、家族、医療従事者が病態の経過と治療方法について理解をすること、支援を得ることが治療の第一歩となります。また痛みを緩和させるためには、十分な睡眠、適度な体操、鉄分やカルシウムが豊富でバランスのとれた食事が大切です。
さらに当院では、運動器リハビリテーションによって関節の変形を進行させないため、関節に負担のかからない姿勢や動作方法の指導を行なっています。
変形が進行し保存療法により症状の改善が図れない場合や、日常生活に支障をきたす場合は手術療法を行います。当院と連携のある手術ができる病院への紹介状を作成することができます。また、術後は当院で運動器リハビリテーションを行い、術後のフォローもしています。