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2019年8月21日
疲労骨折

1度に大きな力がかかることで起こる通常の骨折とは異なり、骨の同じ部位に骨折するほどではない小さな力が繰り返しかかることで、骨にひびが入ったり、ひびが進んで完全な骨折に至った状態をいいます。
針金が繰り返し折り曲げ続けると折れてしまう、金属疲労に似ています。
スポーツ選手では短期的かつ集中的に負担がかかった時に生じることが多いことも特徴です。
発症の要因として、技術・筋力不足、柔軟性の低下が考えられます。環境要因として、オーバートレーニングや選手の体力や技術に合わない練習、個人に合わないシューズの使用、グラウンドの固さや柔らかさなどが挙げられます。
明らかな怪我がなく、痛みの経過が長い場合、疲労骨折を疑います。レントゲンを撮り骨折の有無を確認します。ただし、軽度の場合は見つからないことも少なくありません。その場合は3〜4週間後に再度レントゲンを撮るか、MRI検査などをすることもあります。
当院では、エコー検査機器を導入しておりますので、簡単に検査・診断することが出来ます。

『治療法紹介』

疲労骨折の部位に負担がかからない生活と安静により、ほとんどが治ります。治りづらい場合は手術が必要となることもあります。
当院では運動器リハビリテーションによって、医師の指示の下、理学療法士が日常生活指導・動作指導を行います。疲労骨折になった原因を追求することで、再発予防しないようにサポートしていきます。また、トレーニングの量の調節、運動前後のケアの仕方を指導します。
保存療法により回復が見込めない場合、手術療法を行います。当院と連携のある手術ができる病院への紹介状を作成することができます。また、術後は当院で運動器リハビリテーションを行い、術後のフォローもしています。