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2020年6月02日
肘内障

2~6歳に好発する疾患で、小児の手を引っ張ることにより受傷する事が多い疾患です。肘に腫れは見られませんが、動かそうとすると痛みを生じる為、腕を麻痺したようにおろし肘を曲げようとせず触れられる事も嫌がる様子も見られます。X線では異常な所見がみられない事が多いです。

 

『治療法紹介』

来院時に自然整復(元の位置に戻る)されている場合やX線撮影時に整復されてしまう事もありますが、通常は整復を要します。整復後は待合室で数分待機後、患肢を動かす事ができるようになります。整復後に整復感がない場合は、転位(骨折した骨がズレている状態)のない骨折の可能性もあります。当院では運動器リハビリテーションを行っており、日常生活指導やスポーツ競技復帰者に対しての動作指導も行っております。